7月8日23時30分更新 関市上之保地区の津保川氾濫被害状況②
前回の記事の続きです。
ここからは家の周りの通りの写真です。
こちらは道路から120センチほど上がった土場ですがら車が流されてトラックにぶつかっております。
ガラスというガラスはかなり割れるようです。
隣の本家ですが和室なので全て流されたり水が入り込みました。
今日テレビ中継で良く出ていた横転した車です。
こちらはアスファルトが全てめくれ、地面もえぐられています。
実家より500メートル程北のお家の軽トラが実家より100メートル南に流されていました。
この車もかなり流されておりました。
元々この車庫には僕自身のスタッドレスタイヤと、父親のタイヤと普段父親の車しかなかったのですが、冷蔵庫と浴槽とプレハブ、そして実家の美容室のレジカウンターが入り込んでおりました。ここも実家より500メートル程南なのですが、何故ここに入り込んだのか不思議でしょうがないです。
こちらの塀はかなり大きくら昔よくボールを当てて遊んだのですが倒れてしまいました。
その駐車場には有志の方の重機でこの辺りの家から出たガレキがまとめてあります。
この小さな三角の屋根は車庫でしたがペタンコに潰れています。
友人の家のアクアも真横になり別の方の住宅に突き刺さっています。
200メートル北から流れてきた自販機が家に突き刺さっています。
関市上之保という地域
関市上之保は昔は、武儀郡上之保村という地域で、保育園、小学校、中学校すべて1クラスの持ち上がりで小さな地域なのですが、その分人との繋がりは本当に強く上之保の近所の方や友人同士は本当の絆があります。
僕はこの関市上之保で育ちこの上之保が大好きです。
そして上之保で育ったほとんどの方が上之保という地域に愛着があると思います。
今回この災害があって、一番強く皆さんが感じていたのは命が助かって良かったという事です。
僕の父親はこの津保川が氾濫した時間は美容室の方にいました。ガシャーンという大きな音とともに流木が美容室のガラスを突き破って来て一気に泥水が入り込み、命の危険を感じたそうです。
当時上之保には避難勧告も出ておらず、記録的短時間大雨情報もなく、川の水も一気に増え、逃げる時間は全くありませんでした。
その中で今回の被災しお会いした関市上之保の方が
命があるから街並みはこれから復旧していけばいい
命があって良かった
と話していました。
そして関市上之保の方の強さと持ち前の明るさで
ちょうど捨てられない物が捨てられてすっきりした
など冗談も言っている方も多くみんな笑顔で作業しておりました。
正直昨日一日中作業をしても中々泥も捌けず、今まで家の中にあった家具や家電は一気にガレキに変わりどのくらいでいつもの生活に戻れるのか。全く想像がつかないです。
今回僕のこの記事では川合地区だけになってしまいましたが、かなりの上之保の地区で土砂崩れや道路が無くなっていたり被害が出ております。
追記:7月9日6時30分
被災した各地により必要な物は違うと思いますが、昨日たくさんの方からTwitterや、InstagramからDMを頂きました。
関市に親戚の方や、お知り合いの方がみえる方は参考にして下さい。
いち早く元の生活が出来るように前を向いて進んでいきます。